せっかくの梅雨の晴れ間と思い、チャンスを活かして眺めの良いスポットを周遊することにした。後日分かるのだが、今年の梅雨明けは激早で、このツーリング当日は、既に梅雨明けしていたようなものだった…。
まぁ、そんなことで、猛暑日を快適な気分で過ごすために出発!
いつものように環七→水戸街道→国道357→国道298の道順で房総半島へ向かう。
着いたー!
氣志團万博で有名な袖ケ浦海浜公園に続く海浜公園通り。
インスタ映えを求めるあまり、路駐したクルマを車道まで出て行って撮影している輩が多く屯しているということで、テレビでは、悪い意味で紹介されてた(-_-;)
私の場合は…
まずはドラッグスターにGoProを取り付けて、海浜公園通りを往復。次に椰子の木とは反対側の広い路側帯に停めて記念撮影。
その後、海浜公園で一休み。
すると…
公園の駐車場で、髪の長い大人の女性に「あのー」と声をかけられた!もしかしてナンパされた?!と内心喜んでいると、続けて「ミーティングに参加の方ですか?」と訊かれた。
ナンパじゃないのかぁ…(/_;)何かオートバイ関係のサークルでの集まりのようだ…残念。
気を取り直して次の目的地へ!
富津!私は高所恐怖症であるにもかかわらず、高い所からの眺めを撮影したく、白い大きな観音像に向かう。
海っぺりの小高い丘の上にあるそれは、見上げると大迫力!青空に映える眩しい白い観音像は、ここから世界平和を祈っておられる。
エレベーターなど無い!階段をひたすら登って57メートル地点。まずは小さな穴からカメラを通す…たっ、高い(^_^;)
続いて外に出てみる…こっ、怖っ(-_-;)
高くて怖いことと、風が超強かったこともあって、体に力が入り過ぎて、地上に戻ると腹が減っていたw
そうだ!今日はご当地の小さなメシ屋を探そう!
GoogleMapで食事と入れて検索…ムムっ、近場に気になる店が…Mapに従いオートバイで向かう。
そこには、夜は飲み屋らしき店があった。
この日は暇だったらしく、客は私だけ。ランチタイム終了ギリギリに店に入ると大将が素麺を食べていた(^_^;)
私もさっそく今日のランチを頼み、かぶりつく。豚肉の照り焼きかぁ!ウマい!肉がデカい!
しかも、サービスでスイカを出してくれた♫
これで700円だと赤字では?!
小さな個人の店って、入ってみなきゃ判らないけど、それが当った時は嬉しくて、ツーリングの楽しさが倍増するよね!
さてと…今日の最後の目的地「富津岬」に向かうとしよう。富津岬は砂嘴(さし)であり、三浦半島の走水の方に向かって突き出している。対岸は目と鼻の先。途中に海堡2つを挟んでいる。(以前は3つだったが、東京湾を出入りする船の航行の安全を確保するために除去)
近くなので思わず行ってみたくなるが、現在は崩落等の危険があるため上陸が禁止されている。
※海堡…戦時中、首都防衛のため砲台が築かれた小島
※東京湾について…江戸時代初期に利根川を鬼怒川と繋げた。約2万年前には古東京川という川が東京湾に流れ込んでいた。
古東京川が利根川になり、江戸初期に途中で流れを変えたために鬼怒川の周辺に土砂が流れ込み、もともと海だったところが陸になって霞ケ浦だけが残った。
ちなみに、神奈川県の走水と千葉県の富津岬は直線で約7キロメートル。富津岬は富津岬の天然の防波堤となり岬の南と北とでは波の高さが違う。
富津岬は砂嘴(さし)で、東京湾を守っている。富津岬の先の海堡(かいほう)は浅瀬だから作ることが出来た。東京湾は以前は干上がった陸地で、古東京川が流れていたが、その後、今の東京湾のように海になった。また、古東京川の名残で、船の航路となっている深い部分がある。
そんな富津岬の浜辺には、ウィンドサーフィンや水上バイクを楽しむ人々。
干潮のためか、海の上にポツんと砂浜が見える。ここも行ってみたい気分になるーw
展望台に昇ると、東京湾から三浦半島、太平洋まで見渡せる。空気の澄んだ秋とかに来れば、夕日なんかも綺麗に映えそう。
防波堤に当たって砕ける波…この日は風が非常に強かったので、波に迫力があって自然の力の偉大さを実感出来た。
内房の海辺…
カリフォルニアに行った気分になれる?!風景、巨大な観音像、太平洋と三浦半島の眺望…人工構造物と自然との狭間で双方の偉大なチカラを感じることが出来る場所「房総半島」。東京から気軽に行ける近場の観光スポット。